こんにちは、訪問いただきありがとうございます。
三十路OLが、旅を通じて人生の充電を行うべく、快適に旅を楽しむ方法を模索するブログです。
前回は、ローマで実際に年越しを体験した私の旅行記をもとに、観光の定番であるバチカン美術館の見どころや予約の注意点、そして旅行者に人気のおすすめカウントダウンスポット(最寄駅付き)をご紹介しました。
今回はローマでの朝の散策から始まり、トレビの泉やパンテオンを巡り、本場イタリアンのランチを堪能。その後は高速鉄道でミラノへ移動し、予約困難な幻の名画「最後の晩餐」を鑑賞しました。
芸術もグルメも両方楽しめた、とても濃厚な一日を旅行記としてまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事はこんな方におすすめです♪
- 年末年始にローマで年越しを考えている人
- バチカン美術館の見どころや予約方法を知りたい人
- ローマのカウントダウンスポットを比較したい人
- 実際のカウントダウン体験談を参考にしたい人
- 海外での年越しを安全に楽しむポイントを知りたい人
朝のローマ散策:トレビの泉からスタート
イタリア旅行5日目の朝は、ローマの人気観光名所を散歩しながら巡ることから始まりました。まず訪れたのは有名な トレビの泉(Fontana di Trevi)。青空に映える真っ白な大理石の彫刻が美しく、やはりローマ観光には欠かせないスポットです。
ただし、私が訪れたのは 年始(2025/1/1)。

観光客で大混雑しており、泉の周りは長蛇の列。残念ながら泉の前までたどり着くことができず、コインを投げ入れるのは断念しました。外から写真を撮るのが精一杯という状況でした。
映画やガイドブックでよく見る「泉に向かってコインを投げ入れるシーン」を体験したいなら、早朝やオフシーズンに訪れるのがおすすめ。時間帯によって混雑具合が大きく変わるので、旅行計画を立てる際には注意が必要です。
その後は石畳の街を歩きながらパンテオンや小さな遺跡を見て回りました。ローマは街全体が歴史の博物館のようで、ちょっと角を曲がるだけで紀元前から続く遺跡が現れるのが圧巻です。パンテオンの重厚な柱を見上げると、古代ローマ人の建築技術の高さに改めて驚かされました。


Piccolo Arancioでの贅沢ランチ
散策の後は少し早めのランチ。選んだのはローマ中心部にあるレストラン 「Piccolo Arancio」。地元の人からも観光客からも人気があり、店先にはテラス席も並んでいて、ローマらしい雰囲気が漂っています。

ここでいただいたのが、海鮮の旨味がたっぷり染み込んだ ペスカトーレのリングイネ。新鮮なエビやムール貝、アサリが贅沢に盛り付けられており、一口食べるごとに魚介の香りが口いっぱいに広がります。

カルボナーラのフェットチーネ も濃厚で絶品でした。

ランチのお会計は 2人で64ユーロ(1人あたり32ユーロ/約5,000円)。ローマのカジュアルなトラットリアに比べると少し高めですが、味のクオリティを考えると納得の価格でした。旅行中の特別な一食として十分価値があり、「ここで食べてよかった!」と思えるレベルでした。
Piccolo Arancio アクセス
- 住所:Vicolo Scanderbeg, 112, 00187 Roma RM
- 最寄駅:地下鉄A線「Barberini駅」から徒歩約7分、トレビの泉からも徒歩3分ほど
- ポイント:観光の合間に立ち寄りやすい立地。人気店なので事前予約がおすすめ。
ミラノへ移動:テルミニ駅から高速鉄道
午後はローマからミラノへ移動します。ローマ・テルミニ駅から高速鉄道 Frecciarossa(フレッチャロッサ) に乗り込み、ミラノ中央駅へ。

いよいよ旅のハイライト「最後の晩餐」に向かいます。
幻の名画「最後の晩餐」鑑賞
「最後の晩餐」は、ミラノの サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 の食堂に描かれている壁画。レオナルド・ダ・ヴィンチが15世紀に手がけた世界的に有名な傑作です。

チケット事情と料金
通常の公式チケット料金は 大人 €15(約2,500円)。ただし鑑賞できる人数は1回につき 25人前後 に制限され、鑑賞時間もわずか 15分。予約開始直後に売り切れてしまうことも珍しくありません。

今回は日本語ガイド付きのツアーで参加し、料金は 1人あたり約14,000円。公式価格に比べるとかなり高めですが、ガイドさんの解説がついたことで理解が深まり、結果的には大満足でした。ガイドさん曰く、「各国の旅行会社が大量にチケットを確保するため、個人で公式サイトから取るのはほぼ争奪戦。日本語ガイド付きツアーで確保するのが現実的」だそうです。
実際に他の旅行会社の英語ガイドツアーも €40〜€50程度で販売されているので、日本語サポートがついての14,000円は“割高ではあるが妥当”と言える範囲でした。
見学の流れと注意点
入場の際には 大きな荷物や液体物の持ち込みは禁止。荷物は教会横のロッカーに預ける必要があります。スーツケースを持っていくのは避け、ホテルに置いておきましょう。
鑑賞時間は短いですが、実際に目の前で見る「最後の晩餐」は圧倒的な存在感。

キリストが「裏切り者はこの中にいる」と告げる瞬間、弟子たちの表情に刻まれた驚きや動揺は、500年以上経った今も生々しく伝わってきます。ガイドさんの説明で、レオナルドが壁画技法に挑戦した背景や保存修復の難しさを知ることができ、ただ眺める以上に価値ある体験となりました。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 アクセス
- 住所:Piazza di Santa Maria delle Grazie, 20123 Milano MI
- 最寄駅:地下鉄M1線「Conciliazione駅」から徒歩約7分、またはM2線「Cadorna駅」から徒歩約10分
- ポイント:事前予約必須。ガイド付きツアーを利用すると解説が充実し、理解が深まる。
まとめ:ローマからミラノへの贅沢な1日
この日の旅程は、朝にローマを散策し、本場イタリアンのランチを堪能し、午後にはミラノで世界的名画を鑑賞するという非常に充実した一日となりました。
ローマではトレビの泉やパンテオンを散策し、Piccolo Arancioで贅沢ランチ。そしてミラノではチケット争奪戦必至の「最後の晩餐」を鑑賞。ガイドさんを頼むことで深い知識も得られ、忘れられない経験になりました。
これから「ローマもミラノも効率よく回りたい」「グルメも芸術も楽しみたい」という方には、ぜひ参考にしていただきたいプランです。
コメント