草津温泉といえば、日本三名泉のひとつに数えられる全国屈指の温泉地。その中でも「全室露天風呂付き客室」という贅沢なスタイルで人気を集めているのが、共立リゾートが運営する 「湯宿 季の庭(ときのにわ)」 です。
前編では、東京からのアクセス方法や湯畑散策、そして客室露天風呂の魅力を中心にレポートしました。
後編となる今回は、旅館ステイの醍醐味である 夕食の会席料理、名物の夜鳴きそば、体にやさしい朝食、3種類の貸切露天風呂、そして紅葉シーズンの絶景 を徹底的にご紹介します。
宿の雰囲気をしっかり知ってから予約を決めたい方や、草津温泉旅行をより充実させたい方の参考になるよう、体験談を交えて詳しくまとめました。
この記事はこんな人におすすめ
- 草津温泉「季の庭」の夕食・朝食がどんな内容か知りたい人
- 貸切露天風呂を体験してみたい人
- いつ貸切風呂を狙うとゆっくり入れるか知りたい人
- 共立リゾート名物「夜鳴きそば」を味わいたい人
- 紅葉シーズンに草津温泉旅行を計画している人
- 食事も温泉も両方しっかり楽しみたいカップルや夫婦旅行を考えている人
旬を味わう夕食和会席
前菜とお造り
旅館の食事といえば和会席。最初に登場したのは彩り豊かな前菜。季節の野菜を使った小鉢料理は見た目にも華やかで、ひと口ごとに料理人の丁寧な仕事が伝わってきます。

続いては氷鉢に盛られたお造り。マグロ・鯛・イカなど新鮮な魚が並び、山葵を添えていただくと口の中で旨味が広がります。温泉地でこれほど新鮮なお刺身が食べられるのは驚きで、旅の満足度を一気に高めてくれる瞬間でした。

蒸し物・焼き物
蒸し物は銀餡に包まれた野菜と椎茸。優しい味わいで体にすっと馴染み、温泉旅行らしい“癒し”を感じられる一品です。

焼き物は舟形の器に盛られた田楽風。甘辛い味噌だれがサツマイモや海老の旨味を引き立て、懐かしくも上品な味わいでした。
メイン|上州牛の陶板焼き
夕食のメインは群馬のブランド牛「上州牛」。

陶板でじっくり焼くと、香ばしい香りが漂い食欲をそそります。舞茸やプチトマトと一緒に味わえば、肉の甘みと野菜の爽やかさが絶妙なバランス。ここでしか味わえない贅沢を感じました。
一品料理と〆
さらに香ばしく炙られた鰹のたたきが登場。薬味との相性も抜群で、食欲を再び刺激してくれます。〆は手打ち風のそば。のど越しがよく、会席全体をさっぱり締めくくる理想的な一皿でした。

料理の盛り付けには紅葉を思わせる彩りが施され、秋の季節感を演出。食事自体が旅の大切な思い出になるよう工夫されていました。
夜のお楽しみ|共立リゾート名物「夜鳴きそば」
夕食後のお楽しみとして人気なのが、館内ラウンジで提供される 「夜鳴きそば」。宿泊者なら無料でいただけるサービスです。

スープはあっさりとした醤油味。細めの麺がスープとよく絡み、湯上がりの体に優しく染みわたります。小腹がすいた夜にぴったりの一杯で、ついもう少し食べたくなる味でした。
ただし注意点があります。夜鳴きそばは 提供時間が決まっており、開始と同時にあっという間に満席になるほどの人気。確実に味わいたい方は、少し早めにラウンジへ行くのがおすすめです。
温泉旅館の夜に醤油ラーメンをすすりながら旅の一日を振り返るひとときは、「季の庭」ならではの特別な思い出になりました。
朝食|体にやさしい和膳スタイル
翌朝の朝食は和膳スタイル。焼き魚や煮物、小鉢料理などが並び、見た目にも美しく整えられています。

特に印象的だったのは 温泉粥。出汁の旨味が効いていて、胃にすっと入る優しい味わい。前日のごちそうを食べた後の体に最適な一品でした。
また、洋食派の方のためにパンやサラダ、ヨーグルト、フルーツも用意。和洋どちらも揃っているため、幅広い世代が満足できる朝食内容です。
窓からは自然豊かな景色が広がり、コーヒーを片手にのんびり過ごす時間は、旅館ステイならではの贅沢。朝から癒しのひとときを過ごせました。
貸切露天風呂めぐり|おすすめは「早朝」
「季の庭」の魅力のひとつが、3種類の貸切露天風呂。予約不要で空いていれば自由に利用でき、家族やカップル旅行にぴったりです。

- 森の湯:木立に囲まれた隠れ家風。夜は行燈の灯りが幻想的。
- 石の湯:岩に囲まれたワイルドな造り。秘湯気分を味わえる。

- 竹座:竹垣に囲まれた落ち着いた湯。小ぢんまりして二人利用に最適。

利用者が集中するのは夕食後。混雑を避けたいなら、断然「早朝」がおすすめです。澄んだ空気の中で鳥の声を聞きながら浸かる温泉は、他では味わえない爽快感。
更衣室も清潔感があり、鍵もかけられるので貴重品の管理も安心です。

紅葉シーズンなら、朝日を浴びた色鮮やかな木々が湯面に映り込み、まるで絵画のような絶景が広がります。
紅葉シーズンに訪れる魅力
今回の宿泊はちょうど紅葉シーズン。宿の庭園や周囲の山々が赤や黄色に染まり、どこを歩いても美しい景色が楽しめました。

特に感動したのは、露天風呂から眺める紅葉。湯けむり越しに揺れるもみじは息をのむ美しさで、昼間は青空とのコントラスト、夜はライトアップによる幻想的な雰囲気と、時間ごとに違う表情を見せてくれます。
紅葉の見頃は例年 10月下旬~11月上旬。この時期に訪れると、温泉と紅葉の両方を贅沢に楽しめる草津旅行になります。

後編まとめ
今回の宿泊記・後編では、
- 季節感あふれる夕食和会席
- 名物「夜鳴きそば」(早めにラウンジへ!)
- 身体にやさしい朝食膳
- 個性豊かな3種類の貸切露天風呂(狙い目は早朝)
- 紅葉シーズンならではの絶景体験
をご紹介しました。
「季の庭」は前編で紹介した 湯畑散策や客室露天風呂 に加え、食事や館内風呂、細やかなサービスが充実しており、宿に滞在するだけでも大満足できる旅館です。
特に紅葉シーズンの滞在は、自然美と温泉が融合した非日常を体験できる最高の時期。草津温泉で観光も宿ステイも両方楽しみたい方には、心からおすすめできる宿でした。お読みいただきありがとうございました♪
📍 草津温泉「季の庭」基本情報
- 住所:〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津字白根464-214
- 電話番号:0279-89-9320
- チェックイン / アウト:15:00 / 11:00
- 客室数:64室(全室露天風呂付き)
- 館内施設:大浴場・貸切露天風呂・エステ・ラウンジ・売店
- 無料サービス:湯上がりアイス、夜鳴きそば、選べる館内着など
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